
一般社団法人盛岡市医師会会長
橋本 真生
盛岡市医師会は690名(開業会員241名、5月8日 現時点)の会員で構成され、市民の医療、保健、福祉に貢献する事を目標に活動しています。日常の診療に加え、初期救急医療として、夜間急患診療所、休日救急当番医による休日診療(一次救急)、岩手医科大学附属病院、岩手県立中央病院を始め関連病院の協力を得て盛岡圏域(盛岡市医師会、紫波郡医師会、岩手西北医師会)の二次救急を担っています。昨今の小児科医の不足に伴い、休日救急当番医は、令和8年4月より盛岡医療圏として広域(盛岡市、滝沢市、矢巾町、雫石町)対応しています。引き続き初期救急対応が継続できるよう行政と対策を検討してまいります。更に盛岡市の各種成人検診及び特定健康診査、予防接種事業、学校医関連事業、医師会内に設置した盛岡地域産業保健センターによる職場のメンタルヘルスケア、訪問看護ステーションおよび居宅介護支援事業所での介護保険事業、高齢者や在宅療養者の支援など多くの事業を関連機関と連携して行っています。また、盛岡市医師会附属盛岡高等看護学院、准看護学院を運営し、地域に根付く優秀な看護師の育成に努力してまいりましたが、志望者数の減少に伴い准看護学院は閉校いたしました。高等看護学院も閉校予定でありますが、卒業された看護師の皆さんが地域医療に今後も末長く貢献されることと思います。国が推進している地域包括ケアシステムの構築、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の啓発、糖尿病性腎症の重症化予防、在宅医療の充実、高齢に伴うフレイル予防、自殺対策、プレコンセプションケア、産後ケアの充実、虐待防止予防、神経発達症児への対応、医療的ケア児の体制整備などの課題に県医師会、行政、関連機関との連携のもと取組んでまいります。
少子高齢化に伴う人口減少の流れは今後も続きます。街づくりと医療は密接な問題で、新たな地域医療構想のもとで質の高い医療が持続できるよう努めていきます。今後も大地震や災害、新興感染症の発生が危惧され、盛岡市医師会は、行政や関連機関、医療機関と連携して、災害対応を含め、住民の健康増進、疾患の治療に貢献してまいります。
